2月5日(月)感話【石井先生】
2018.02.05更新
2月5日(月)本日の感話は、石井先生でした。
日々が過ぎるのは早いですね。3年生も学年末の考査が終わり、国語の作品の中で一番心に残っているのは何か。と聞いてみました。毎年聞くのですが、小学校の時の作品が多かったです。進徳女子高校に来て10数年、毎年生徒を送り出していますが私自身はあまり変わっていないです。あと1年で平成も終わります。私は昭和から平成に時代が移った時、大学生だったのですが、自分自身あまり変わってないなと感じています。今日は自分の話をしようと思います、そして皆さん自身の事を考える材料になればと考えています。
私はコンプレックスがたくさんあります。背の高さや、声です。最初の授業で顔と声のギャップに笑われることもあります。また私はこだわりが強く、好きな女の子のタイプ、出会いはこうでなければ、結婚はこうでなければ、とこだわりがありました。しかしこの年になるとどうでもよくなってきましたね。皆さんのように青春真っ只中の人は、たくさんこだわりがあってもいいと思いますが、年を取るとどうでもよくなります。コミュニケーションが取れればいいと考えています。コンプレックスは言い換えると個性ともいえます。個性はいい意味で使いますね、私のコンプレックスもこだわりも一つの個性です。できることはできる、できないことはできない、与えられたものを持ってやってゆけばいいのです。そのうち隠された何かが開いていくかもしれない。と考えています。皆さんもこの高校生活の中で、何かが開いていけばいいですね。楽しい事ばかりではないと思います、きつい事もあるでしょう、きつい時には心をふとゆるめることも必要です。状況は常に変わっていきます、楽しい時期も急にきつくなってくることもあります。そういう時、できることはできる、できないことはできない、落ち着いて立て直しましょう。毎日ごはんが食べられて、笑えて、ドキドキすることがあれば、いい時間が過ごせています。いい1年が過ごしていければいいですね。