5月22日(水)特進ゼミでJICAの方の講演を聞きました
2019.06.07更新
5月22日(水)7限目の特進ゼミはJICAの方に来校いただき、チョコレートになる前のカカオの試食をさせていただいたり、「貿易ゲーム」などをとおしてフェアトレードについてより深く学びました。カカオの実はもともと薬として食されていただけあって、加工していないカカオは私たちが普段食べているチョコレートとは程遠く、生徒たちはとても驚いたようでした。
景井さんは「カカオ農家の人たちはカカオの一般的な値段も知らず買い手の言う値段通りに売るしかない現実を知り、かなり辛かった。カカオを高く売ることができないから、児童労働がなくならずまた子どもたちは勉強ができない。そして、一般的な値段を知ることができないという悪循環が起こっているのだと思う。これをなくすためには、カカオを正式な値段で取引きすることから始めていかなければならないと思った。そうするとやはり私たちが食べているチョコレート。値段は上がるだろうけど、世界の貧困を少しずつ解決しなければと思った。」と感想を述べ、学びの本質を早速つかみはじめました。
「知ること」「考えること」が「生きること」に繋がっていること。またこの「児童労働」を自分たちにも関わる問題として捉えた感想に、私は希望を感じました。文化祭でみなさんのこの「思い」を多くの人に伝えていきましょう。