3年生から後輩へ 進路報告会
2023.02.20更新
これは一人の生徒の“やりたい気持ち”が、毎年恒例の行事に『彩り』を添えたお話です。
毎年この時期になると3月に卒業する先輩から、自身の大学受験や就職活動の経験を踏まえて、在校生にこれからの高校生活の、特に受験生としての過ごし方について語ってもらう恒例の卒業生講話があります。今年は講話を担当する卒業生の一人から「在校生が聴くだけの講話じゃなく、スライドとかも作って参加しやすいプレゼンテーションにしたい」といううれしい申し出がありました。
ここからは、さすが受験を経験した卒業生たちの行動力です。
担当者で集まり、提案者を中心にイメージを共有し、ディスカッションを通して、最終的には担当者全員が「私もそれがやりたい」と、毎年恒例の講話形式から、初のプレゼンテーション形式で実施することで一致団結しました。
それぞれ思い思いのスライドを作って持ち寄ったのは本番当日。少し早く集合してリハーサルを行い、互いに気付きを言い合い、すぐに改善できるところを修正したところで本番の時間がやってきました。
本番。緊張しながらも落ち着いて堂々とプレゼンテーションを行う卒業生たち。
思惑通り、例年よりも在校生の反応もよく、質疑応答の時間が足りなくなるほどの質問が飛び交いました。
終了時間を告げるチャイム。その音が聞こえなくなるほどの拍手が卒業生たちを称えました。在校生だけでなく例年を知っている先生たちからも大絶賛を頂きました。
何よりもうれしかったのは、プレゼンテーションを行った卒業生たち自身が「すごくやりがいがあった」「この経験は大学に進学した後で絶対に役立つと思う」「私たちにこんな機会をくれてありがとうございました」と言ってくれたことです。
最初は一人の生徒の“やりたい気持ち”から始まったことでしたが、その気持ちは仲間に広がり、先生たちを動かし、在校生に伝えることができ、見事に恒例行事に『彩り』を添えてくれました。
進徳女子高校では、生徒の“やりたい気持ち”を応援しています。